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そのままで活用するのが難しい再建築不可物件は、売却額も低めに設定されやすく、悩みの種になりがち。そんな再建築不可物件の数少ない活用方法の一つとして、トランクルームとして活用する方法があります。
トランクルームとは、敷地内にコンテナを並べてコンテナ内のスペースを貸し出すものです。スペースを物置として利用したい人が、月額などで費用を支払って利用します。近年は一人暮らしで部屋に多くの物を置けない人などが増えているため、トランクルームも需要が高まっています。
トランクルーム投資を始めるにはコンテナを購入し、管理体制を整えるだけと比較的手軽です。撤退時にもコンテナを撤去するだけで良く、賃貸物件を管理するよりもハードルが低いのが特徴です。
再建築不可物件をトランクルーム投資に活用するメリットの一つが、ランニングコストを大幅に押さえられる点です。投資を始めるにはコンテナを購入するだけで良く、人が住むわけではないため設備投資やリノベーションなども必要ありません。そのため一度設置してしまえば、投資に対する回収は比較的容易といえるでしょう。
荷物を置けるスペースさえ確保できていれば、修繕費もほとんどかかりません。コンテナで荷物を管理するだけのため施錠ができていれば盗難のリスクも少なく、入居者同士のトラブルなどもありませんから、管理中に対処を迫られるような問題も特別起きにくいとされています。
利用者は自分の荷物が入っているところにしか触れないため、利用者同士でトラブルが起きることもありません。
トランクルームは需要が高まり続けているとは言え、日本では賃貸物件などと比較するとあまり普及していません。自宅に収納場所がない個人や、業務用の物品収納に困っている人など、利用者となる層も限られていますから、利用者が集まりにくい点がリスクに繋がります。
また、コンテナで行うトランクルーム投資は賃貸経営と比べて収益もあまり多くはなく、ローリスク・ローリターンの方法となります。
「高利回り」とは、土地活用において15%以上の利回りになっていること。貸倉庫やトランクルームは平均20%もの利回りを実現できます。初期投資と毎月の維持費も少ないため、高利回りを実現させやすいのです。
アパート経営などは管理の労力が必要ですが、トランクルームや貸倉庫は放置していても劣化することがなく、劣化があっても業務に支障が出ません。そのため管理の手間もかからないのが強みです。
トランクルームは駅から離れた土地であっても経営が成り立ちます。近隣にマンションやオフィスビルなどがある土地であれば、荷物の保管需要も高く貸倉庫に向いています。ただしコンテナハウスを敷地内に運び込むため、敷地の間口・前面道路が一定規規模以上必要です。
空き家を取り壊してトランクルームを建てた場合、住宅用地の軽減措置が適用されずに固定資産税が上がってしまいます。トランクルームの建物自体にも固定資産税が生じ、鋼材で建てられるため木造より固定資産税が高いのも注意点です。
トランクルームで建築確認申請を通すには、トランクルームがJIS鋼材で作られていることなどが条件とされています。そのため中古コンテナを購入しても、条件が整っていなければトランクルーム経営が始められないことがあります。
このサイトに掲載されている再建築不可物件の買取を行っている企業の中から、東京都の宅地建物取引業者免許を取得しており、免許更新回数が4回以上、設立から15年以上であることが公式HP上で確認できた4社を紹介します。※2022年10月時点の調査内容
設立 | 免許更新回数 | 買取までの最短期間 | |
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訳あり物件 買取センター |
1991年 | 8回 (東京都知事免許(8) 第61604号) |
即日査定・即日現金化 |
フレキシブル |
1992年 | 4回 (東京都知事(4) 第83259号) |
即日回答・翌日決済(前提として机上査定あり) |
エステート リサーチ |
2003年 | 4回 (東京都知事(4) 第82776号) |
要問い合わせ |
再建築不可.net |
2004年 | 4回 (東京都知事(4) 第84482号) |
要問合せ |