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一階建ての家屋である「平屋」は、近年ではなかなか買い手がつかない訳あり物件として扱われがちです。平屋の売却状況について見ていきましょう。
平屋が売れにくい理由の一つが、二階建ての家屋と比較して居住スペースが狭い点です。部屋数が少なく、子育て世帯が住む家や二世帯住宅として暮らすには不向きでしょう。2階建ての家と同じだけの面積を確保しようとなると、広い敷地が必要になるのも平屋のデメリットの一つ。
また、平屋は外からの影響を強く受けます。周囲に二階建て以上の建物ばかりがあれば、どうしても室内に日が差し込まなくなってしまう他、圧迫感もあります。平屋は窓が多いため、外からの視線も気になりやすいのも特徴。
災害が起きた場合も、平屋は水害に弱く浸水の可能性があります。地震に強いという特徴はあるものの、もともと平屋自体が古い形式の建物ですから、耐震基準が昔のままであれば大地震には耐えられない可能性があります。
現代の住宅に慣れた人からすればデメリットも多く目立ちますが、平屋には平屋にしかない特徴があり、需要も寄せられています。
例えば平屋は階段がないため、バリアフリーの住居を実現しやすいのがメリット。足腰の弱い高齢者や、体が不自由なため階段の上り下りが負担になる人からは、今も一定の需要を寄せられています。また、夫婦のみの世帯からは、老後も住み続けやすい点が評価されています。車いすでの生活を想定したリフォームをしやすいのも、平屋ならではの魅力です。
また、平屋は部屋移動が少ないため家事の負担がかかりにくいのも特徴。家事導線が短くなるため、家族で住むのに平屋を選択する人もいます。二階建て住宅と比較すると視界が開けている点も、家の中で子どもの様子を見守りやすいという理由から、子育て世帯の需要と合致しています。
売れにくい平屋も、リフォームや部分的な修繕をするだけで購入希望者が現れるでしょう。
あまりに古すぎる平屋や、できるだけ早く土地・建物を手放したい場合には、平屋を解体して土地だけを売却・現金化する方法もあります。平屋の住宅は二階建てよりも面積が広く設計されているため、解体費用は割高になります。
木造であれば一坪で20,000円以上、鉄筋コンクリート造であれば一坪40,000円以上となるでしょう。ただし地域や場所によっては追加料金が発生する可能性もあり、人口密集地であれば似た条件でも1.5倍ほども解体費用が掛かる可能性があります。
また、アスベストが検出された場合には、専門業者による除去が必要になり、別途で費用が発生します。
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設立 | 免許更新回数 | 買取までの最短期間 | |
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訳あり物件 買取センター |
1991年 | 8回 (東京都知事免許(8) 第61604号) |
即日査定・即日現金化 |
フレキシブル |
1992年 | 4回 (東京都知事(4) 第83259号) |
即日回答・翌日決済(前提として机上査定あり) |
エステート リサーチ |
2003年 | 4回 (東京都知事(4) 第82776号) |
要問い合わせ |
再建築不可.net |
2004年 | 4回 (東京都知事(4) 第84482号) |
要問合せ |